「 The Cry」を読み解きたい その③
その①https://pkyc6002salt.amebaownd.com/posts/11838876
その②https://pkyc6002salt.amebaownd.com/posts/11869373
「모든 것이 다 시들어버린 뒤
남은 것은 다 먼지만 쌓인 집」
「すべて枯れ果てた後 、残ったのはほこりだらけの家」
すべて枯れ果てた後
(何が枯れ果てたの?)
残ったのはほこりだらけの家。
この「残ったのはほこりだらけの家」
その前に「다」がついていて、これが「全部」という意味なので
「残ったのは家とその家に積もったほこりで全部」
みたいなニュアンスが一番近い気がする。
残った家の中にすら、ほこりしかない。
もう本当にほこりを数に入れるくらい何もない。
そんな印象を受ける。
最初ここだけ翻訳機にかけて読んだ時は
ほこりだらけ?住んでる人がいない?手入れの行き届いていない?
と連想していたのだけど、
ほこりで全部。って言ってるので
「誰もいない」のような印象も受ける。
ただ、家とほこりで全部。なので本当にそれ以外何もないんだな。
ということだと思う。
そうすると、「すべて枯れ果てた」
の枯れ果てたものは、
それまで持っていたもの。
もちろん、地位や名誉、周りにいた人。そういうもの全部。
枯れ果てた後。
「정작 날 위한 사람들의 쓴 소리
약이 쓰다는 걸 알았지만
나란 독에 독을 섞어
바라는 척했지 해독이」
「まさに俺のための人々の苦言。良薬が苦いということを知ってたけど
俺という毒に毒を混ぜて 望むふりをしたんだよ、解毒を。」
ここにも対になっている言葉があって。
それが「薬」と「毒」
韓国語では「やく」と「どく」となるので韻も踏んでる。
ここの日本語が本当に難しくて。
俺のための人々の苦言。
苦言=(良)薬
良薬は苦いことを知っていたが
(知っていたが、の後に続くのは何?)
俺という毒に毒を混ぜて。
望むふりをしたよ(本当は望んでいないのに)「解毒」を。
「解毒」というのは、苦言=薬を持って、
ユチョンという毒を解毒しようということだろうか。。。
そう考えると「ユチョンのためを思う人々の苦言」を
ユチョンは望んでなかった。とも取れる。
その「苦言」はユチョンにとっては薬ではなく毒だった。
薬は苦いと知っていたけど。(やはり、さらに、知っていた以上に、苦かった)
なぜなら、それは、毒だから。
ユチョンのことを思う人たちからすればユチョンが「毒」
ユチョンからすればその人たちの苦言が「毒」
良薬が苦いことなんて知ってる。
その苦言が良薬だってことも知ってる。
その人たちの言う通りにすればうまくいくと
知っていたけど、
自分がたとえ「毒」であっても。解毒なんてしたくなかった。
でも望むふりをした。
「도망치기 위해 시작했던 그 달리기
세상에 존재하는 것들의 의미가 날 스침이
잊고 지냈던 사랑 잊었던 사람 suppose to be
결국 시작이 다시 살고 싶게끔 일으켜 세웠어 」
「逃げ出すために始めたあの走り
世の中に存在するものたちの意味が俺をかすめる
忘れて過ごしてた愛、忘れてた人 suppose to be (だったはずなのに)。
結局あの始まりがまた生きたくなるように立ち上がらせたんだ」
逃げ出すために始めたあの走り
世の中に存在するものたちの意味が
俺の(頭を、胸を、)かすめる
忘れてた「愛」忘れてた「人」
ここでまた「사랑」と「사람 」
supposed to beととあるので
忘れてたはずだったのに。思い出してしまった。胸をかすめた。
忘れて過ごしていたはずの愛
忘れていたはずの人
世の中に存在するもの意味が、かすめる。ということは
それまですべて無意味に思えていたということだろうか。
忘れて過ごしていたはずの愛。忘れていたはずの人。その愛、その人を思い出したおかげで、
世の中に存在するものたちに意味が芽生えたんだろうか。
結局、あの始まり(この「시작」は最初に出てきた逃げ出すための走りにもつくので)
逃げ出すために始めたあの走りが、
また、生きたくなるように(俺を)立ち上がらせた。
逃げ出すために走った。
その始まりが生きたくなるようにしたんだ。
忘れてたはずの人、忘れてたはずの愛
世の中に存在するものたちの意味が俺をかすめる。
「So I Cry 비 내리던 그 날도 I Cried
아무런 미련 없이 Cry I Cry I
아무런 미련 없이 또 비참하게 난」
「So I Cry 雨が降ったその日も I Cried
何の未練もないままに
Cry I Cry I何の未練もないまま 惨めにも俺は」
なんの未練もないけど
I Cry.
なんだよね。
「嘆き」
だ。
私はこのThe Cryを最初聞いた時。
だんだんと怒りを爆発させるように歌うのを聞いて
この曲にこもっているのは「怒り」だと思っていた。
でも、これは。。。
「嘆き」だ。
そして誰にも届かない「叫び」
雨にかき消される、「叫び」
このサビの部分。
音だけ聞いてると
雨の中ダンスしてるみたい。
びしょ濡れで。
裸足で。
何か言ってるけど、雨音で聞こえない。
I Cry
その④に続く
0コメント